キーワード

Post date: 2012/06/20 0:36:14

ブラジル バターリャ産、バタリア産パライバトルマリンです。

ミャンマー産非加熱ルビーです。

ロウカンです。

心が揺らぐキーワードかもしれないのですが、

「ワァ綺麗」

「これ、好き」

「いいね~」

そういう感覚を持っておかないと、

「そうかもしれないけれど・・・」

的なものを選んでしまうことになるかも・・・

売り手の言うことを鵜呑みにばかりしていたら、売るのが上手な人のものを多く買うことになり、

「この人の持ち物は筋がいい」

の逆の結果になったりします。

アフリカ産パライバの人気と相場は低い。ブラジル産と言っとけば、大して綺麗でなくてもブラジル産=綺麗で高い と思っている人が多いので売りやすい。

とりあえず、非加熱と言っとけば売りやすい。 そして、ビルマ産が付けば尚売りやすい。

翡翠といえばロウカン。ロウカンと言っとけば売りやすい。

売り手は、24時間365日売ること考えていますから、売り文句を素直に受け止めていたら欲しくなりますよね。

「これはすごいものなんだ」ってね。

でも、そこには「綺麗かどうか、美しいかどうか」がスコーンと抜けていたりします。

希少性と、美しさはイコールでは無いです。

さらに、希少ではないものがあたかも超珍しいものかのような説明になっていたり・・・

「綺麗」の意味もいろいろあって、

一般の人がぱっと見て「わぁ綺麗~」の綺麗

と、

このエメラルドは綺麗だね。

とプロがいう綺麗は意味合いが違ってきますよね。

何を選ぶか、何に重きをおくのかは人それぞれで、他人が強制することではありません。

うちの品物を買って下さいという意味ではなく、

皆様がそれぞれ持つ感覚を大事にしましょうというお話っす。

自分はどのような価値観を大事にしているのか?

そこを、把握するだけでも

周りに集まってくる品々、アンテナに引っかかる品々はガラリと変わってくるのではないでしょうか?

渕上清志の宝石観