Post date: 2011/12/20 3:30:34
タイトルだけでご飯が一杯食べれそうな・・・・(失礼)
という、魅力たっぷりのリングが入荷しました。
綺麗ではない非加熱のルビー(例え、GIAの鑑別が付いていても)は割によく見るようになりましたが、
美しい非加熱ルビーはやはり少ないですね。
ピジョンブラッド系のドス赤い、といいますか、どっしりとした深みのある赤ではなく、
ピジョンブラッドよりは、ほんの少し明るめの赤だと思います。
しっかりとした力のある赤であることには違いありませんが・・・
日本人には、このくらいの色のほうが綺麗に見えるのではないでしょうか?
さて、美しい非加熱のルビー しかも、ハートシェイプ
なおかつ、脇がパヴェセッティングのダイヤモンド
正面から見て左側にインクルージョンが確認できますが、肉眼ではわかりにくいですし、輝きを損なうような感じもありません。
昭和ジュエリーを多く扱う僕が扱ってもいいのかな?
とちょっぴり思ってしまうような、とっても現代的なジュエリーです。
おまけ的に、あとから気づいてちょっぴり驚いたお話を・・・
仕入れ時は、猛スピードでチェックしていくので、品質に関わる重要な部分だけを見ていくので、気付かなかったのですが、
よく見ると、ルビー付近の地金部分にミル打ちや、細かな斜線を入れるつや消しの細工がなされています。
その加工を施すことによって、どのような効果が得られるのかと申しますと、
地金のギラギラ感が抑えられ、ふんわりとした雰囲気になります。
こういう、目立たない部分の細かな配慮はいいですね。
これを見つけた瞬間、作り手さんやるねぇ と唸ってしまいました。
単に、非加熱ルビーでハートなら売れるでしょ、的なものではなく、
製品を美しく見せたいという、作り手の意識が伝わってくる素敵なリングです。
付属品:全国宝石学協会分析報告書付鑑別
この写真は、冴えていませんが、後日の写真をお楽しみに・・・